地球交響曲上映メッセージ小平プレーパーク準備委員会10周年記念企画 小平プレーパーク準備委員会代表 足立隆子
10年前、子どもが外でのびのびと遊べる空間が減り、このような活動の必要性を強く感じて始めたわけですが、更にこの10年間の子どもをとりまく社会環境の変化がきわめて深刻なものになっている事は周知の事実だと思います。 私たちはせめて今残っている美しい自然を守り、次の世代に残してゆくことが大人としての責任だと思っています。又、子どもたちが命あるものに対し畏敬の念を抱き、地球の恵みに感謝して育ってほしいと考えています。そんな思いを伝えたく、今回の上映会を企画しました。 龍村仁監督作品「地球交響曲・ガイアシンフォニー」は地球の未来にとって、きわめて示唆にあふれたメッセージを持つ人々のオムニバス映画シリーズです。私たちはシリーズ6作品のうち、第1番を9月27日、第2番を11月29日、第3番を2009年2月28日に連続上映する予定です(詳しくは別紙にて)。 もうひとつ私たちが多くの人に伝えたいと思っていることがあります。東京都が進めている道路計画(都道3.3.8号)により、毎年夏の連続プレーパークを開催している小平市津田町の雑木林がなくなってしまう事です。 6月頃にこの事を知り大変驚きました。この道路計画を立てたのは45年以上前のことで、当時と現在では社会が抱える問題は大きく違っています。当時はまだ空き地や子どもの遊び場はたくさんあった時代で、子どもたちは当たり前のように外で元気に遊んでいました。一方、流通経路は満足に整っておらずインフラ整備は市民が望んでおりました。 しかし現在では、少なくともこの小平では道路も日常生活に支障ない程度に整備されており、緑豊かで市民の憩いの場として愛されているこの雑木林や玉川上水を傷つけてまで、4車線もある大きな道路を通す理由が理解できないのです。 (08年9月22日毎日新聞朝刊多摩版に関連記事があります。) 今年8月20日~24日にこの林で開催した連続プレーパーク「森で遊ぼう」では、「みんなの木」というパネルを作り、参加した大人と子どもに、ここで遊んで楽しかった事や、大好きな雑木林への思い等を葉っぱの形の紙に書いてもらって貼り付けました。「みんなの木」に寄せられた市民の気持ちを東京都と小平市にきちんと伝えて行こうと思っています。 ↑これが、雑木林への想いを寄せた「みんなの木」です。
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